日本ハムが“大谷2世”に据える柴田獅子の評判…新庄監督は打撃に辛口評価も「非凡な才能」
「プロの野球、一軍の野球を学ぶ登板になりました。ヒットを打つだけでなく、いろいろな形でランナーを進めて点をとってくる。この経験を生かして、そういったことにも対応できるようになりたいです」
日本ハムのドラフト1位ルーキー、柴田獅子(19)がこう言った。
プロ4度目の登板、3度目の先発となった15日の西武戦は自身最長の3回3分の2を投げて2安打2失点。最速152キロのストレートとスライダーを制球よく投げ込んだものの、盗塁、スクイズ、犠飛などで点を失ったことを今後に生かしたいというのだ。
本来はホップするようなストレートと鋭く落ちるフォークが武器。しかし、フォークがいまひとつだと、スライダーでかわす投球ができるのは強みだろう。
日本ハムはこの柴田を大谷以来の二刀流として育てる方針だという。新庄監督は柴田の打撃に関して、「差し込まれてボール球に手を出して三振のイメージしかわいてこない」と言ったことがある。イースタンではここまで118打数22安打(打率.186)、2本塁打、21打点。日本ハムOBによれば、「実戦で結果は出ていないけど、ファームの首脳陣は『打つ方もモノが違う』と舌を巻いています。タイミングの取り方が非凡だと聞いた」そうだ。