ペットボトルのお茶 「温かい」と「冷たい」の中身は同じ?
まずは2000年10月、業界に先駆けてホット対応のペットボトル商品を発売した伊藤園。
「温かい『お~いお茶』は、ただ単にコールド商品を温めただけではありません。お茶は、温めたときにこそ、香りや味わい、おいしさの本質が問われます。温かい『お~いお茶』の原料となるお茶の葉は、摘み取り時期にまでこだわった『お~いお茶』専用の国産茶葉と、当社の社員が自ら品質を確かめて仕入れた国産茶葉を100%使用しています」(広報部)
アサヒの「匠屋 あたたかい旨みの日本茶」も、「粉末玉露茶葉を使用し、うま味のある味わいとまろやかさを引き立てた“ホット用”のお茶です」(広報部門マネジャー)。
他社はどうか――。
キリンの「ほっと仕立て 生茶」は、「使用している茶葉は同じですが、温めると通常と味が変わるので、『生茶』の甘味の秘密である『かぶせ茶』を増量しています」(広報担当者)。
コカ・コーラの「綾鷹」も原材料と成分は同じ。ただし、「ホットの方がより『綾鷹』が目指す“急須でいれた”お茶に近い感覚をお楽しみいただけると思います」(広報担当者)。