年収から生活習慣まで 数字で読み解く「ネトウヨ」の平均像
辻准教授らの調査では、ネット右翼の定義は「首相の靖国参拝」「憲法9条改正」「小中学校の愛国教育」などに賛成していることで、右翼傾向のある人にはこんな特徴があった。
まず、男女比率は「男性84%、女性16%」で圧倒的に男性が多い。年収は400万~800万円が最多だが、これは単純にこの層の人口が多いためで、割合的には「年収800万円以上」の人の方が高くなる。最終学歴は「大学・大学院」が48%。84%は「マスコミの情報は偏っていて信用できない」と思っている。
生活習慣の特徴としては「新聞を読む時間が長い」(週平均は144分)。反対に「テレビを見る時間は短い」(同1204分)。テレビ視聴は普通の人と比べて163分も少なかった。
また、55%が「署名運動に協力」した経験があり、29%は「献金・カンパ」もし、16%は「政党や団体のメルマガを購読」している。つまり、政治に強い関心を持っているようだ。