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曽我和弘
著者のコラム一覧
曽我和弘

大学卒業後、ゴルフ雑誌や米国医学雑誌の編集を経て、あまから手帖社に入社。一貫して雑誌畑を歩む。99年にクリエイターズ・ファクトリーを設立。食分野を中心に取材・執筆のほか、食文化の継承や食の流行を作ったりと多方面で活躍。JR大阪駅構内などの飲食店もプロデュース。駅ナカビジネスの仕掛け人とも呼ばれる。現在は大阪樟蔭女子大で講師も務め、関西食文化研究会座長でもある。

さんさん食堂(三田)地元食材にこだわる市役所内の食堂

 公共施設の食堂が充実しつつある。安かろう、悪かろうのメニューではなく、その店らしい個性を打ち出す食堂が出てきたからだ。三田市役所2号庁舎にある「さんさん食堂」もその一例。一般客も使える明るい職員食堂――をコンセプトに作った。これまでの職員専用食堂の印象を捨て、新たにテーマレストランとして誕生したのだ。

 同店の特徴は三田の米や野菜に特化したこと。オーナーが市内に田畑を有しており、そこで栽培した野菜を主に用いている。「ここから15分ほどの須磨田地区から直接野菜が届きます。なので鮮度は抜群。その日、採ったものがすぐに調理に回せるわけです」とは中谷世志樹店長の弁。使用する野菜の半分は自家で賄い、残りはJAの直売所から地元産を分けてもらう。このように三田産にこだわることで特徴づけをしている。

 客の7割が注文するという定食はAとBがあり、Aが松花堂風の和食で、Bが1プレートの洋食になっている。「和風はサラダと豆腐料理が必ずあって、あとの二枡(ふたます)を主菜と副菜で構成。この二つは日毎に替わります」。中谷店長によれば、和風定食の方が人気が高く、より野菜が使われているから健康面でも選ぶ人が多いのだろうとの話だった。

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