最期は“無”に帰る 山折哲雄さんに聞く「ひとり」の生き方

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 まずはひとり、自らのこころに立ち返れ――。宗教学者で思想家、山折哲雄さん(86)が著書「『ひとり』の哲学」(新潮選書)で唱える生き方は、そんな孤独のすすめだ。ついのすみかとする京都を訪ねた。

 ――そもそも「ひとり」とは何ですか。

「逆説的に聞こえるかもしれませんが、ひとりとは自然や他者とつながるための心構えです。万葉集を編纂した大伴家持の歌に『うらうらに照れる春日に 雲雀あがり 心悲しも ひとりし思へば』とあるように、ひとりはさみしい。柿本人麻呂も『あしびきの山鳥の尾のしだり尾の ながながし夜をひとりかも寝む』と詠んだように、秋の夜長をひとり過ごすのはどこかいたたまれない、苦痛すら感じますね。悲しみや痛みすら伴うけれど、そこでえいやっと腹をくくって耐えていると、相手を思いやるうちに時空を超えた世界が立ち上がります。この国のひとりには1000年の歴史がある」

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