塩田武士さん<4>対局に敗れた羽生善治がカラオケを熱唱

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 部長の指示によって、なぜか〈本紙、塩田記者受賞〉の記事を本人が書くことに。

「出稿する前にデスクに免許証出せと言われて、初めて自分の免許証を見て自分の漢字の確認もして……と、思い出深いですね。その後、小説の連載の話もちょくちょくいただいて、3冊目で『ともにがんばりましょう』という新聞社の労働組合のことを書いた本を出しました。ちょっと居づらくなったのもあって、出版の5カ月前の12年2月末に退社しました」

 会社を辞める前、作家の石田衣良にアドバイスを求めたことがある。

 (取材・文 小野真依子/日刊ゲンダイ)

▽しおた・たけし 1979年兵庫県生まれ。関西学院大社会学部卒業後、神戸新聞社入社。「盤上のアルファ」で小説家としてデビュー。2016年「罪の声」で山田風太郎賞。今月7日発売の最新刊「歪んだ波紋」(講談社)は、メディアの「誤報」をテーマにした初の連作短編となる。

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