北海道大地震の次は千葉 専門家が指摘する「震度7」の予兆

公開日: 更新日:

 6日、北海道胆振地方を震源として発生した震度7(M6・7)の地震。土砂崩れや家屋倒壊などによって、これまでに8人が死亡、行方不明者は26人にのぼっている。

 震度7が国内で観測されたのは、2016年の熊本地震以来6回目。立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)は、「今回が本震とは限らない」とした上で、こう警鐘を鳴らす。

「北海道の地震は、3.11の地震で動かなかった部分が活動したためだと考えられます。3.11は、日本列島が乗っかっている北米プレートと太平洋プレートとの間にたまったひずみが東北沖で解放されたことで発生しました。しかし、3.11で動いたエリアの北側と南側にはひずみがたまったままだったのです。今回の地震は、その北側のひずみが解放されたことで発生したとみられます。地震の規模を考えると、まだ完全にエネルギーは放出されていないので、同じ地域でもっと大きな地震が起こり得ます」

■政府の推計をうのみにしてはいけない

 今回は、3.11でエネルギーが解放されなかった「北側」で震度7の大地震が発生したが、同じように「南側」に位置する千葉県や茨城県も注意が必要だという。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー