北海道大地震の次は千葉 専門家が指摘する「震度7」の予兆
■政府の推計をうのみにしてはいけない
今回は、3.11でエネルギーが解放されなかった「北側」で震度7の大地震が発生したが、同じように「南側」に位置する千葉県や茨城県も注意が必要だという。
「とりわけ千葉の幕張や勝浦、浦安などの地域は地震の影響を受けやすい。大昔、気候が温暖だった時期に海が入り込んでいたため、地盤が緩いからです。豆腐やプリンのように揺れの影響を受けやすいのです。万が一に備えて、テレビやタンスなどの家具を置かない“家庭内シェルター”を1部屋でも用意しておくといいでしょう」(高橋学氏)
政府が6月に発表した「全国地震動予測地図2018年版」によると、震源となった胆振地方の「今後30年間に震度6強以上の揺れに見舞われる確率」は0.1~3%だった。武蔵野学院大学特任教授の島村英紀氏(地震学)がこう言う。