米国の対中関税強化と日本人の命の“決して笑えない”関係

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 トランプ政権がブチ上げた2000億ドル(約22兆円)規模の追加関税品目リストから最終的に抜け落ちた項目が、いくつかある。スマートフォンをはじめ電化製品に不可欠なレアアースがそのひとつで、あまり注目されていないが、イブプロフェンという消炎鎮痛剤も含まれている。

 イブプロフェンは、日本では市販の鎮痛剤などに使われる成分だ。米国がレアアースに目をつぶったのは分かるが、なぜそんな古典的な薬も除外されたのか。

 医薬情報研究所「エス・アイ・シー」医薬情報部門責任者で、薬剤師の堀美智子氏が言う。

「中国はインドと並び、薬の原料となる原薬の世界的な製造拠点。そこの売り上げが下がると、中国へのダメージが大きい半面、米国の巨大製薬企業も、その供給なしにはやっていけません。そんな事情から、今回は規制の対象から外れたのでしょう」

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