韓国通の女優・黒田福美さん 財布は日韓両国で使い分け
「もう古くなってきたから、来年のお正月には買い替えようと思っていたのに……」と、苦笑いをしながら少し恥ずかしそうに2つの財布を見せてくれた。芸能界きっての韓国通としても知られ、留学経験もある。35年前から日本と韓国を行き来しているため、両国で使う財布を分けているそうだ。
「日本で使っている財布は5年くらい前に韓国で買いました。特別なブランドじゃないけれど、留め金の金属のところにハングルがデザインされているんです。そこが気に入って買いました」
ブランドにこだわらなくなったのは韓国留学がきっかけだった。
「俳優になって少し豊かになってきた頃は、高級なブランドを手にしていたこともありました。でも、44歳で韓国へ留学した時に、俳優ではない一個人の黒田福美(本名)になって、すごく気がせいせいしたというか、解放感を味わったんです。その頃から、物に対するこだわりがなくなっちゃったのね」
国内用の財布には1万円札が4枚、1000円札20枚が10枚1組にきちんと束にまとめられている。韓国用には、5万ウオン札(日本円で約5000円)が9枚、1万ウオン札が4枚、1000ウオン札が1枚。紙幣を多く入れているのは、ワケがある。取材日の翌週から渡韓するためだという。