新橋「フジ」人の流れが読めないからこそ“最速”がモットー

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 SL(蒸気機関車)と並ぶ新橋のランドマークである「ニュー新橋ビル」には1日約1万人の来訪者がある。1階に店を構えるとんかつチェーン店や立ち食いそば屋には、スーツ姿の客が引きも切らない。その地下1階にある「フジ」が新春1回目に登場してもらう店だ。

 ニュー新橋ビルの竣工は1971年。フジの創業はビルの完成とほぼ同じくらいだというから、かれこれ50年近い歴史がある。運営会社社長の市原宏昭さんは3代目。創業者が富士山を愛したことから「フジ」という店名にしたのだという。

 入り口にあるディスプレーといい、店内のしつらえといい、メニューといい、いわゆる純喫茶。「昔は朝方まで飲んでいたとおぼしき赤ら顔の人が入ってきて、注文をしたまま居眠りしているなんてことがしばしばだった」などと市原さんに言われると、当時の情景が目に浮かんだ。

 テーブルは24個あって、番号が振ってある。しかし、4と9は縁起が悪いから、テーブル番号3番の次は5番なのだという。カウンターの1席には「予約席」のプレートが置かれていて、座るのはいつも決まった時間に訪れる常連客。注文を取ることなく、「いつものですね」と確認するのがお決まりだ。

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