錦糸町「ニット」ナポリタンとホットケーキがひと味違う

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 取材の最中に、「昔、錦糸町で働いていた」というひとりの客が入ってきた。盛んに懐かしがるその人に「昔は喫茶店もたくさんあったけれどねえ。いまは、うちと『桃山』さんぐらいになっちゃって」などと応じていたのが、創業52年の「ニット」を切り盛りする小澤民枝さんだ。御年84歳ながら、かくしゃくとした話しぶりだ。

「このあたりはメリヤスや非鉄の工場、鉄工所が軒を連ねていたんですよ。うちの父もメリヤス工場を営んでいたけれど、東京オリンピックの頃に、工場があったこの場所を喫茶店に衣替えしました。だから店名はニットなんです」(小澤さん)

 凝り性だったという父君が始めた喫茶店はシャンデリアがぶら下がり、日本庭園もある豪勢な店だったそう。しかし開店から13年後に3階建てのビルに建て替え、その際に現在の店構えになった。それから約40年。周辺にあった喫茶店と同じく店じまいを考えたこともあったが、今、小澤さんの頭の中に「閉店」の2文字はないという。なぜだろうか。

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