「蔵」(北千住)質屋の看板を掲げ蔵の中で営む理由とは

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 オーナーである大和田公子さんは今年80歳を迎えると言った。しかし、いまだにそんなご高齢とは思えない。和服に割烹着姿はキマっているし、矢継ぎ早の質問一つ一つに対し、実に的確な答えをくれたからだ。

 何を聞いたのか。当然ながら、最初は「大倉屋質店という看板が残っている建物で、なぜ喫茶店を営んでいるのか」である。答えはこうだった。

 建物は大正13年竣工。戦後、そこで質屋を営んでいた人から大和田さんのお母さまが事業を引き継いだ。その屋号が大倉屋質店である。しかし、質屋という業態の先行きが見通しにくくなってきた三十数年前に、公子さんが建物をそのままに喫茶店「蔵」を始めた。

 店内に入るとキッチンを取り囲むようにカウンター席が数席ある。元はここが帳場だった。カウンター席の右手に蔵があり、そこに入るには段差のある階段を数段上らなければならない。

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