鈴木美穂さん<8>猪瀬都知事が辞任のタイミングをスクープ

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 猪瀬都知事(当時)の資金提供問題を報じるニュースを国会で見ながら、国会議員と「これから都庁担当は大変だ」などと他人事のように話していたら、古巣の社会部の部長から電話があり、翌週からの都庁の担当を命じられた。

「政治も分かる社会部の記者がいいからって言われたんです。大事なところに送られるのは一人前として認められた証拠で本当にうれしかったですし、政治部から社会部に戻るのも好都合でした。ずっと希望していた厚労省は社会部の記者が担当だったので、再びチャンスが生まれたわけです。しかも、『猪瀬都知事が辞めるタイミングをスクープしたら、次の異動で厚労省の担当にしてあげるからさ』と言われ、『はい、分かりました』と返事をしました」

 もっとも、取材は簡単ではなかった。他社の記者は、ほとんどが東京五輪の招致活動から取材していたため、猪瀬知事とはツーカーの仲。本人はもちろん秘書の携帯番号も知っている。いつでも直接、話を聞ける間柄だ。新しい記者が入れるような隙間はなかった。

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