吉川良さん<3>娘と訪れた牧場で体のデカい男が怒鳴って…

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 昭和41年、吉川さんは北海道行きを決意し、実行に移す。テイトオーがダービーを制した年だ。

「初めて応募した文学賞は落選したんだが、その時、編集者からこう言われたんですよ。“非常にいい作品だけど自然が書けてない”と。人間の描写はいいが、主人公が暮らす町や村の雰囲気がまるで伝わらなかったらしい。で、とっさに思い立ったんだ。自然を見るなら“北海道に行こう”ってね。ハハハ、動機は単純だよ。で、新聞を見ていたら、偶然、宝石会社の社員募集の広告を見つけた。早速、応募して採用決定! 勤務地は札幌でした。仕事は宝石の外商ですよ。革のカバンに宝石をぎっしり詰め込んで、上役と2人で北海道各地を転々。銀行のホールやデパートの催事場、町の時計店などで展示販売会をやるんだ。カバンには総額2億円分ほどの宝石が入っている。上司からは、常々、“だれかにつけられていると思ったら迷わず逃げろ”って言われてた。強盗にやられるからね」

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