家庭では再現不可 くら寿司新作「極み熟成まぐろ」を食う
うま味成分が140%にアップしたという。くら寿司が今月8日から販売している「極み熟成まぐろ」(写真=1皿100円、税別)の話。
従来の「熟成まぐろ」は2013年から販売。それまでのただの「まぐろ」から売り上げが1・5倍に急伸し、今では年間約7000万皿売れる一番人気の商品だ。
ちなみに「熟成」とは「死後、組織・細胞のタンパク・脂質・糖質などが、自身の酵素によって分解され、うま味成分が増えること」。最近では“熟成肉”人気もすっかり定着している。
で、くら寿司ではさらなるおいしさを追求すべく、今年7月から東大大学院農学生命科学研究科「健康栄養機能学」社会連携講座、日本食品科学研究所と共同研究を開始した。
「まぐろの熟成に伴う、うま味成分と香り成分の推移などを科学的に測定し、その数値を基に総合的に検討。おいしさの最適ポイントを考察しました」(東大名誉教授で同研究所所長の真鍋昇氏)