加来耕三
著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

鬼道で邪馬台国を統一 古代の女王「卑弥呼」の正体とは?

公開日: 更新日:

 邪馬台国の女王・卑弥呼が、中国・魏の明帝に貢献の使者を派遣したのは、西暦239年(前年の西暦238年説あり)6月のことでした。「三国志」の名軍師・諸葛孔明が没した、4年後にあたります。

 その年の12月、卑弥呼は「親魏倭王」の称号を授けられました。

 これは3世紀の末、晋王朝の史官・陳寿が著した、有名な「魏志」倭人伝――正しくは「魏志」の「東夷伝」の「倭人の条」(1987文字)に出てくる記述です。

 さて、この女王・卑弥呼は、日本側の記録ではどのように述べられているのでしょうか。

■孝霊天皇の娘か

「日本書紀」の著者は、第15代の応神天皇の母・神功皇后と同一人物とみなしています。

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