消えるコンビーフ“クルクル缶”ロスを救う巨大ウルグアイ産
「消えゆく昭和」「もうクルクルできない」――。発売開始から70年、パッケージをリニューアルすることになった「ノザキのコンビーフ」。チマタには惜別の声があふれている。
食料品取引を手掛ける「川商フーズ」は15日、「ノザキのコンビーフ」のパッケージを刷新すると発表。付属の「巻き取り鍵」で缶の側面をクルクルしながら開封する「枕缶」は近い将来、手に入らなくなる。
ネット上では、ドラマ「傷だらけの天使」でショーケンがコンビーフ缶の“フタ”を開け、直接かぶりつくシーンとともに「これができなくなるのか……」と落胆する声もチラホラ。なぜ“クルクル缶”が消えるのか。川商フーズに聞いた。
「タイの工場で枕缶を製造する機械をメンテナンスしてきたのですが、老朽化により製造ラインが維持できなくなりました。そこで、設備維持に投資するよりも、リニューアルに舵(かじ)を切ることになったのです」(食品流通部担当者)