曽我和弘
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曽我和弘

大学卒業後、ゴルフ雑誌や米国医学雑誌の編集を経て、あまから手帖社に入社。一貫して雑誌畑を歩む。99年にクリエイターズ・ファクトリーを設立。食分野を中心に取材・執筆のほか、食文化の継承や食の流行を作ったりと多方面で活躍。JR大阪駅構内などの飲食店もプロデュース。駅ナカビジネスの仕掛け人とも呼ばれる。現在は大阪樟蔭女子大で講師も務め、関西食文化研究会座長でもある。

BAR サヴォイ・オマージュ(花隈)世界一に輝いたカクテルを

公開日: 更新日:

 花隈にあるバー「サヴォイ・オマージュ」の森崎和哉さんは、全国バーテンダー技能競技大会の常連出場者。総合1位をめざして出場するも、昨秋は総合3位になっている。これで2年連続3位で、次こそは1位をと意気込んでいるのだ。でも昨秋の大会では創作カクテル部門はトップなのだから、そのアイデアと技術は誰もが認めるところ。 ホライズン(1200円)と名づけたカクテルがその作品で、森崎さんいわく「入手しやすい物ばかりで作り、なんじゃこれは! と思わせるべく考えた」らしい。シトロンウオッカ、グリーンティー、プルシア、ジャスミンシロップ、フレッシュライムをシェークして作るのだが、甘さとほろ苦さがあり、爽やかな味がする。すべてがつながり、バランスよく作っているが、なぜか飲んだ人の好みの物がファーストインプレッションとして残るのだ。

 実は森崎さんは日本一こそ獲っていないが、2017年にはアメージングビューなるカクテルで世界一を獲得している。同大会は日本人の優勝歴がないくらい日本人には縁遠い存在だった。それがあっさり初出場で森崎さんが優勝してしまった。このカクテルはホワイトラムベースで、マンゴスチン、キルシュ、パイナップルチポトレー、柚子果汁、グリーンアップルピューレをシェークして作る。渡り鳥が絶景を背景に自由に飛ぶさまを表現して創作したのだそうで、この一杯で世界平和を訴えている。

「柚子果汁で日本らしさを醸し、甘酸っぱいリキュールの構成で審査員の心をわしづかみにしました」と森崎さん。このカクテルも店で出しており、1300円で飲める。今年は国内外で評された2種のカクテルを味わい、酒と薔薇の日々を楽しみたいものだ。

(住)神戸市中央区下山手通5―8―14(℡078・341・1208)
(営)16時~23時30分。日曜定休日。

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