奥野修司
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奥野修司ノンフィクション作家

▽おくの・しゅうじ 1948年、大阪府生まれ。「ナツコ 沖縄密貿易の女王」で講談社ノンフィクション賞(05年)、大宅壮一ノンフィクション賞(06年)を受賞。食べ物と健康に関しても精力的に取材を続け、近著に「本当は危ない国産食品 」(新潮新書)がある。

ウイルスでも細菌でもない がんリスクの最大の要素は食事

公開日: 更新日:

 病気の原因は何かと尋ねると、たいてい「細菌だ」「いや、ウイルスだ」と言われるが、それは感染症の疾病であって、今は非感染症の疾病の方がはるかに多い。例えば2型糖尿病や心疾患、がんなどである。

 では、非感染症の疾患は何が原因かというと、著名ながんの疫学研究者であるリチャード・ドールは、〈米国のがんの死亡率は食事療法によって全体の35%は低下する〉とし、〈食事はがんリスクの最大の要素〉だと論文に書いた。これとは別に、〈不適切な食品の摂取は健康被害で死亡する人の50%に影響を与えている〉と指摘する論文(2017年)もある。「病」の原因の多くは、食べ物に深くつながっているのである。

「病気になるのは遺伝?それとも環境?」(13年、日経メディカル)という記事がある。この中で、さまざまな病気の原因を遺伝と環境に分け、それぞれが影響する割合を比較しているが、環境の影響が大きい病には、

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