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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

中高年「AIによる経済的強奪」に要注意 香港では企業マネー37億円が一瞬で消えた

公開日: 更新日:

「私はコイツに10億円奪われました!」

 裁判所に大きな声が響き渡った。

 声の主は何とあの巨人軍の阿部慎之助前監督だ。1年ほど前、家庭に“強盗”が侵入。警察権力を背景に、合法的に資産を強奪されたのである。

 もちろんこれは近未来の“フィクション”である。しかし、あながち絵空事とも言えない。

 実際、長女が児童相談所に連絡する際、対話型AIの「チャットGPT」に相談。それが、この事件の恐ろしさを物語っている。

 人生後半戦の資産防衛において、最大の死角は投資詐欺でも愛人でもないということ。

 時代の寵児である男の名誉と金を一瞬にしてむしり取ったのは、身内のスマホに潜む、顔も持たない生成AI──通称「チャッピー」だからだ。なんとも愛らしい名前ではないか……。

 シニアマネーの観点からいえば、阿部氏はこの一晩で、本来手に入るはずだった将来の巨額マネーをすべて失った。

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