日本は「円安・ナフサ高・代替調達高」の三重苦…6~8月で5000品目超「値上げラッシュの夏」が庶民を襲う
うだるような暑さがやってくるだけでも気がめいるのに、今年も「値上げの夏」になりそうだ。米国とイスラエルが仕掛けたイラン攻撃のせいで、日本経済は「円安」「ナフサ高」「代替調達高」の三重苦。無間地獄の物価高に庶民生活は青息吐息である。
■6月が1078、7月が2419、8月が1499
帝国データバンク(TDB)が2日公表した「食品主要195社 価格改定動向調査」(6月速報)によれば、今年の飲食料品の値上げ品目数は今月1日までの集計分で少なくとも1万1157品目に上ることが判明。昨年同様、2万品目に達する可能性があるという。集計を始めた22年以降、5年連続で年間1万品目を超えるのは確実だ。
これから夏の値上げラッシュが本格化する。月ごとの値上げ品目数は6月が1078、7月が2419、8月が1499。6~8月の値上げは5000品目を超える可能性が極めて高い。
TDBは〈中東情勢の影響を受けてトレーやフィルムの原料となるナフサの値上げ分を価格に反映する動きが顕著で、値上げ品目数を大幅に押し上げた〉と分析。〈今後も、ナフサ関連製品のコスト高を受けた値上げが発生すると見込まれ、7~10月実施を中心に引き続き価格改定に踏み切る飲食料品が表面化する見通し〉と結論付けた。
「ナフサ不足は飲食料品メーカーにとって大打撃です。日本国内の年間プラスチック消費量のうち3割は食品関係ですし、トレーや包装資材の大半はナフサ由来です。近年の原材料高と物流コスト増などに加え、中東情勢の不安が長引けば、一層の値上げは避けられない。業界的に値上げが常態化しているとはいえ、何かあるたびに販売価格へ上乗せするのも限界がある。価格はそのままに内容量を減らす、いわゆる“ステルス値上げ”も今後増えていくのではないか」(食品メーカー関係者)

















