自転車を盗まれた牧師が140台を無償修理したワケに絶賛の声
「これこそキリスト教精神だ」――自転車を盗まれた米バージニア州の聖職者のその後の対応に、絶賛の声が寄せられている。
同州リーズバーグのホーリー・スピリット教会で副牧師を務めるロビー・プルイットさん(44)は昨年9月、車に搭載していたマウンテンバイクを何者かに盗まれた。
サイクリングが趣味のロビーさんは、最初はこのことに腹を立てた。普通の人と同じように。
翌日、自転車ショップに自転車を買いに行き、ほぼ売り切れ状態であることを知りハッとした。新型コロナの感染拡大で、公共交通機関での感染を避けるために自転車に乗る人が増えたためのようだった。
「私の自転車を盗んだ人も、コロナ禍で仕事に行くための交通手段がなく、そのための犯行だったのかも」
そして、そういう人が多いのだとしたら「ぜひ支援したい」と思いついた。サイクリングが趣味のロビーさんは、自転車修理も得意だ。