福井県はステージ4でも「自宅療養させず」貫き体育館に臨時病床100床設置! 国も東京都もなぜやらない
新型コロナウイルスの感染爆発になす術もない政府や東京都は、入院のハードルを上げる姑息な手段に打って出た。小池知事が「自宅病床」をブチ上げ、田村厚労相は「医療は無尽蔵ではない」と繰り返すが、病床確保に全力を傾注したのか。注目が集まっているのが福井県の臨時医療施設だ。
福井県は6日、独自の緊急事態宣言を発令した。直近1週間平均の新規感染者数は30人(東京の人口換算で540人に相当)に上り、病床使用率も50%を突破。
両方とも最も深刻なステージ4(爆発的感染拡大)を超えたためだ。
福井では無症状者も含めて全陽性者を病院や宿泊施設で受け入れてきた。現在も「自宅療養させず」を貫いている。県地域医療課の担当者が言う。
「自宅療養では容体が急変しても直ちに対応できない。感染判明後、すぐに医師の診療を受ける体制も必要なため、臨時施設を稼働させました。陽性者を速やかに隔離すれば、感染拡大の防止にもつながります」
病床が逼迫する中、県は福井市内の体育館に軽症者向け臨時病床を100床設置。常駐する医師と看護師が対応に当たる。6月に約5000万円の補正予算を組んで感染拡大に備え、今月2日から受け入れ可能となった。