定年後に住むなら「持ち家」か「賃貸」か…どっちが得?
「持ち家か、賃貸か」。住宅購入を考えることの多い30~40代だけではなく、60歳目前でも、どちらがよいのか迷うことがあります。
60歳を過ぎると収入は少なくなりがちですし、年金生活ではさらに減るかもしれません。住居費は毎月の生活支出で割合の大きい固定費です。これまで賃貸派だった人は、賃貸のままでよいか、買った方がいいのかと悩むようです。
買う場合、十分な蓄えからの一括購入であれば問題ないでしょうが、住宅ローンは若いときより審査が厳しくなります。再雇用、年金生活などで経済力が低下し、収入減が予想される年代なので審査は通りにくくなります。
また、家を持つことで長く支払わなくてはならない支出が増えます。毎年の固定資産税、一定期間ごとの火災保険料などです。メンテナンス、リフォーム、修繕なども自分で計画し、費用負担しなくてはいけません。何らかの事情で住み替えを希望しても、簡単にはできません。
また、家は資産だと思っていても、子どもにいらないと言われてしまうかもしれません。