卑劣すぎる! 玉城知事憎しの岸田政権「沖縄振興予算」330億円削減の非情

公開日: 更新日:

 オミクロン株の猛威が止まらない。13日も1817人の感染が確認され、過去最多を更新した沖縄県。12日には医療従事者の欠勤数も600人を超え、救急受け入れを制限する医療機関が相次いでおり、コロナ病床の確保も困難となってきた。

 実際、自宅療養中の患者は5913人、入院・療養調整中は2904人と計9000人に迫る。自衛隊の看護官や准看護師が「災害派遣」に駆けつける状況で、医療逼迫は深刻である。

 観光需要に頼る地元経済も大ダメージで、業界団体が国に経済支援を求める中、岸田政権は血も涙もない。来年度当初予算案のうち、沖縄の観光や産業の振興などに充てられる「沖縄振興予算」を今年度から330億円も削り、2680億円まで減らす方針だ。削減率は実に10%を超える。

 激減の理由は辺野古移設を巡る知事のスタンスだ。2013年に安倍首相(当時)は、辺野古沖の埋め立て承認を控えていた仲井真知事(同)に「沖縄振興計画」を打ち出し、21年度まで毎年、振興予算の3000億円台確保を約束。14年度は過去最大の3501億円となった。

玉城知事「憎し」で10%超カット

 しかし、14年末に辺野古移設反対の翁長知事(同)が誕生すると、翌年度は161億円削減。18年度からは4年連続で3010億円と約束のギリギリのラインを維持し、安倍元首相の約束が切れる来年度は3000億円を割り込むと予想されたとはいえ、いきなりの1割超ダウンとは露骨である。

「昨年11月に辺野古沖の軟弱地盤対策の設計変更について、玉城知事は不承認。国との法廷闘争が長期化する見通しとなった後、夏の概算要求の2998億円から振興予算を大幅に削減したのは、岸田政権による『みせしめ』。この秋の沖縄県知事選を見越し、“カネが取ってこれない玉城知事では経済再生はできない”との印象を植えつけ、岸田首相は『中央とのパイプ』を訴える知事にクビをすげ替える狙いです」(官邸事情通)

 カネで人心を分断する岸田首相は沖縄に嫌がらせを続けた安倍・菅両首相と変わらない。いや、両政権以上に鮮明に基地問題と振興予算を絡める手口は、あまりにも卑劣だ。オミクロン禍に苦しむ県民を“人質”に取るような非情政権に沖縄はもちろん、本土の国民ももっと怒らなければダメだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    “お局バラドル”山瀬まみにリストラの嵐…「新婚さんいらっしゃい!」桂文枝卒業の余波

    “お局バラドル”山瀬まみにリストラの嵐…「新婚さんいらっしゃい!」桂文枝卒業の余波

  2. 2
    宮地真緒が36歳ラストヌード写真集で魅せた正統派セクシー

    宮地真緒が36歳ラストヌード写真集で魅せた正統派セクシー

  3. 3
    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

  4. 4
    ジョコビッチ反撃のノロシ!「精神的苦痛受けた」5億円の損害賠償求め豪政府を提訴へ

    ジョコビッチ反撃のノロシ!「精神的苦痛受けた」5億円の損害賠償求め豪政府を提訴へ

  5. 5
    米国に37歳差カップル誕生 年上彼女は「彼の子供を産みたい!」

    米国に37歳差カップル誕生 年上彼女は「彼の子供を産みたい!」

もっと見る

  1. 6
    関ジャニ∞大倉忠義と広瀬アリスの熱愛報道にジャニーズ事務所が「ノーコメント」なワケ

    関ジャニ∞大倉忠義と広瀬アリスの熱愛報道にジャニーズ事務所が「ノーコメント」なワケ

  2. 7
    岸田首相は感染猛拡大後もグルメ三昧! 高級店で連夜の会食、口先だけの「コロナ最優先」

    岸田首相は感染猛拡大後もグルメ三昧! 高級店で連夜の会食、口先だけの「コロナ最優先」

  3. 8
    年末に相次いだ首都圏の揺れ…2022年に巨大地震の危ない場所はどこか? 専門家が見解

    年末に相次いだ首都圏の揺れ…2022年に巨大地震の危ない場所はどこか? 専門家が見解

  4. 9
    安倍元首相が露骨な反撃!岸田首相の目玉政策に文句ブーブー「理解してる人はほとんどいないでしょ」

    安倍元首相が露骨な反撃!岸田首相の目玉政策に文句ブーブー「理解してる人はほとんどいないでしょ」

  5. 10
    庶民の味方「立ち食いそば」安くてウマいはもう望めない? 原材料高で値上げラッシュ

    庶民の味方「立ち食いそば」安くてウマいはもう望めない? 原材料高で値上げラッシュ