米軍また不適切対応 新規コロナ感染者の所属基地を沖縄県に明かさず
沖縄県の米軍基地で新型コロナ感染が拡大している問題で、米軍が今月6日以降、県に対して新規感染者の所属基地を報告していないことが発覚した。13日の朝日新聞が報じた。
同県では、昨年12月中旬に米海兵隊キャンプ・ハンセンで大規模感染が判明して以降、米軍関係の感染者数は9基地で計3217人に達した。
しかし、このうち12日の295人を含め直近1週間の感染者2219人の所属基地は明らかにされていないという。
従来は、日米地位協定に基づいて日米合同委員会で交わされた覚書により、米軍から沖縄県に原則日曜を除いて毎日、基地ごとの感染者数の連絡が行われ、感染が急拡大してからは日曜や年末年始にも報告があった。従来も感染者の住所や発症日などの報告はなかったが、さらにこの1週間は感染者数だけとなった。