もうコロナ前には戻らない…家計のピンチをチャンスに変える
猛威を振るう新型コロナ直撃で、家計がズタズタになった世帯は多い。予断を許さぬ状況はまだ続くだろう。家計は、新型コロナと共存の道を歩むしかない。
となれば、いつまでも「家計はピンチ」では前に進まない。この機会をチャンスととらえ、家計体質を強化すべきだ。
すでに、それを実践している人がいる。
埼玉県在住の会社員、橋本朋子さん(46)は、会社員の夫と高校、中学に通う子供2人の4人家族。コロナ禍以降に傷んだ家計を一家で総点検して、再生を図っている。
「夫も私も、ボーナスが減り、年収がかなり下がりました。一時的に貯蓄を取り崩してしのぎましたが、いつまでも同じことはできません。家計を一から見直しました」
テレワークや休校で、食費、水道光熱費、日用品費が急増。一方で、交際費や交通費、被服費、外食費は減った。