河井案里氏に何が? 睡眠薬大量服用で救急搬送、2020年3月には任意聴取の直後に
こう言ってはなんだが、「また」か。2019年参院選の広島選挙区をめぐる大規模買収事件で有罪が確定(公選法違反罪)し、当選無効となった河井案里氏が救急搬送され、入院中だという。
コトの経緯はこうだ。20日午後6時半ごろ、案里氏の親族が「〈さようなら〉などと自殺をほのめかすような連絡があった」と110番。警視庁渋谷署員が都内の自宅マンションに駆け付け、意識もうろう状態の案里氏を見つけたという。睡眠薬を20錠ほど服用したとみられている。命に別条はないという。
「通報したのは同居している家族のようです。詳細は不明ですが、時間帯からいって出先から通報したのか。案里氏本人は入院中です」(捜査事情通)
夫の河井克行元法相は21年10月に公選法違反(買収、事前運動)の罪で懲役3年、追徴金130万円の実刑が確定。服役中だ。
案里氏が薬の大量服用で救急搬送されるのは、少なくとも2回目。20年3月にも薬を飲み過ぎて体調を崩し、赤坂の衆院議員宿舎から救急搬送された。自民党本部から河井夫婦の陣営に1.5億円の資金が流れていたことが判明し、広島地検が夫婦の秘書2人を公選法違反(買収)の疑いで逮捕・起訴。夫婦ともに任意聴取を受けた直後だった。