一緒に過ごす犬や猫も高齢化…高額な医療費に「ペット保険」で備える
新型コロナの影響で在宅時間が長くなったため、ペットを飼い始めた人が増えていると聞きます。ペットの病気やケガへの備えは、どうしていますか。犬や猫などのペットには健康保険がありませんから、かかった医療費は全額自己負担。ペットの体調不良があれば、かなり痛い出費となります。
私も犬と暮らしていますが、病気をすると、通院・投薬で1回2万~3万円ということもザラ。毎週のように通院する必要があれば、かなり大きな支出になってしまいます。
以前、我が家の犬に腫瘍が見つかり、大学病院で生検した時は、一度に20万円、30万円という医療費がかかって、「動物を飼うというのは大変」と思ったことを記憶しています。
死んだら死んだで、きちんと供養をしてあげたいと思いますから、その費用も必要になります。
これらに備えるために検討したいのが「ペット保険」です。損害保険と少額短期保険が取り扱う1年契約の掛け捨て保険となります。どの保険会社の商品も仕組みは基本的に一緒で、保険金が支払われるのは、対象のペットが通院・入院・手術をした時。かかった医療費の一定割合が補償されます。その割合は、50%、70%というところが一般的。医療費に1万円かかったとしたら、50%では5000円が補償され、5000円は自己負担です。保険によっては100%補償という保険もあります。