リビングイメージ 渡辺誠一郎CEO(4)ヤギの乳を搾ってチーズをつくるのが夢
蕎麦打ち40年、コーヒー豆焙煎30年
2020年5月、住民有志からなる「ねぶたの会」を母体にして合同会社ISPが設立され、渡辺誠一郎さんが代表社員に就いた。ISPは市之台自然公園プロジェクトの略だ。
きっかけは、自治会内の森が伐採されたことだった。伐採跡地を自然豊かな里山環境に戻すことを目的に、志を同じくする5世帯がお金を出し合って705坪の土地を共同購入し、プロジェクトが始動する(現在は7世帯13人が参加)。
伐採跡地を元の自然豊かな里山に戻すこと、地域の人々の憩いの場にすることを目的に、以後、さまざまな取り組みがなされている。
植樹するための苗木を育てたり、ISPの仲間がつくった市之台式オリジナルボーリングマシンを使って井戸を掘ったり、井戸水をひいてビオトープをつくったり。
オス・メス2頭のヤギも飼い始めた。
子供が生まれたら、「ヤギの乳を搾ってチーズをつくるのが夢」だと渡辺さん。
地域の人々の憩いの場にするために、立派なたき火台を備えた四阿もつくった。この春にはカフェバーもつくる予定だ。