無料アプリも登場「動画で残す死後のメッセージ」は遺族の心のよりどころにも
オミクロン株で死亡者が増加している時に、こんなことを言うのは何ですが……。
もし家族が他界してしまったら、真っ先にしなければならないのは、スマートフォンのパスワードのロック解除です。
業者に頼んでも開けられるとは限らず、解除できても30万円以上かかることがあります。パスワード入力を事前に何十回も試す遺族も多いようですが、かえって解除できなくなるので注意が必要です。
パスワードは家族に伝えておくか、終活ノートなどに残しておくことです。なぜなら終末期を過ごす病院や施設では、スマホで死後のメッセージ動画を残す人が増えているからです。
飯田慶四郎さん(仮名・79歳)も「うちは財産もないから遺言書を書くほどのことはない。字も汚いし、でも声でメッセージは残しておきたい」と言います。
無料でできるのは、三菱UFJ信託銀行のアプリ「わが家ノートby MUFG」で、健康・資産情報に加えて葬儀や介護の相談、そして3分間の動画メッセージを残せます。