60歳以上が対象「高年齢雇用継続給付金」はいくらもらえるか
60歳以降の「働き方」と「暮らし方」を考えたとき、高年齢雇用継続給付金はいくらもらえるのか? 気になる人は多いでしょう。
高年齢雇用継続給付金は、60歳以降の賃金が、60歳時点の賃金より75%未満ならば、その低下率に応じて賃金の最大15%の給付金が支給されます。同一の会社でも、会社を移っても、申請すると受け取ることができます。申請は基本的には会社がしますが、本人が申請することもできます。
制度があることや、受け取れる割合などはよく聞くかもしれませんが、受け取れる金額はイメージしにくいかもしれません。
家計相談に来られる人の質問には、その給付金を期待して、「パートと正社員、どちらで働くほうが得ですか」という内容もあります。
ただ、60歳時の賃金とされる金額には上限があります。30日分で47万3100円(2021年8月1日現在)です。それ以上は一律で計算されますから、賃金が高かった人は、60歳以降に月額29万円を超える賃金をもらうと、給付金額が少なくなってしまいます。