ゆたぼんが“思考停止”と批判した「あだ名禁止」専門家が危惧する新たな問題とは
クラスメートを「あだ名」で呼んだり「呼び捨て」にしたりせずに、「さん付け」するよう指導している小学校が増えているという。5月28日、読売新聞オンラインが報じた記事だ。
これに対し、ネットでは<何でもかんでも禁止にせずに、良いあだ名と悪いあだ名を考えさせることが道徳でしょう><何もかも排除していく世の中で本当に生きにくくなってきている>という声が上がった。「あだ名禁止」の根底には「いじめ防止」があるわけだが、いじめは表面的な「呼び名」を統制する程度で解決できる問題ではない、と冷静に見る意見が多い。
不登校YouTuberのゆたぼん(13)は6月2日に公開した「【悲報】あだ名禁止の学校でロボットだらけ」と題した動画で、あだ名や呼び捨てを禁止する学校の指導に対し「完全に思考停止してて、ホンマに終わってると思うわ!」と批判した。
■スクールロイヤーを担当する教育のプロの見解
学校におけるあだ名や呼び捨て禁止は愚策なのだろうか。弁護士として各地のスクールロイヤーを担当し、中高一貫校の教員としても勤務している兵庫教育大学准教授の神内聡氏に話を聞いた。