著者のコラム一覧
藤倉善郎ジャーナリスト

1974年、東京都生まれ。カルト問題を20年以上にわたり取材。2009年にニュースサイト「やや日刊カルト新聞」を創刊し、総裁就任。著書に「『カルト宗教』取材したらこうだった」など。「徹底検証 日本の右傾化」(塚田穂高編著)、「だから知ってほしい『宗教2世』問題」「陰謀論と排外主義~分断社会を読み解く7つの視点~」などの共著も多数。

SNSで人々をあおり全国で講演活動、信奉者を集める「陰謀論者」たち

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「宗教」にはさまざまな形がある。宗教法人もあれば任意団体もある。会社として占いやスピリチュアルビジネスを行うケースも増えてきた。特に近年ややこしいのがSNSなどで信奉者を集める陰謀論者たちだ。信奉者は陰謀論者の動画などを視聴し、ネットでセミナーに参加する。宗教団体のように組織の命令で活動するわけではない。

 筆者が注目しているのがスピリチュアルな著書のほか、翻訳本などが多数あるA氏だ。ブログに「死後の世界」「ヒーリング」「宇宙人」「UFO」などさまざまなテーマの記事を書き、全国で講演会やセミナーを開催して信奉者を集めている。スピリチュアルの分野では有名な人物だ。最近、銀座で開催された「お茶会」は2時間半で参加費1万2000円(定員12人)。テーマは「銀河連合 世界情勢」だった。

■「ウクライナは人身売買、麻薬の密輸をしてきた」

 A氏は政治や経済などが闇の勢力に支配されているという陰謀論をしばしば口にする。たとえばロシアによるウクライナ侵攻が開始された直後のブログはこんな内容だ。

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