投資の世界は「情報の交差点」 世の中の情報を取捨選択する能力が問われる
「おまえはロシアの回し者か!」
隣のオヤジがいきなり難癖をつけてきた。飲み屋で「野球・宗教・政治の話」がご法度なのはもちろん分かっている。しかし、「誰かプーチンを殺してくれよ」と乱暴なことを言ってきたので、ちょっとクギを刺しただけだ。
決して私はロシアの回し者ではない。純粋な日本人だ。だから連日、TVで報じられているように、ロシアの侵略はヒドイと思っているし、ウクライナの人は本当にかわいそう。「早く戦争が終わらないかな」と思っている。
しかし、「ロシア=プーチン=悪の元凶」というオヤジの主張はいかがなものか。この人は本当に背景が分かっているのか。そこを問いただしたかっただけである。
われわれは今、情報社会に生きている。しかし、その情報は「玉石混交」であり、いろいろなものが混ざっている。そこで重要なのが「情報リテラシー」という考え方。世の中にあふれている情報を、適切に活用できる能力のことだ。
投資の世界は、あらゆる方向から飛んでくる「情報の交差点」だ。だから、適切に取捨選択しなければならない。間違った情報でトレードすると、簡単に損をしてしまう。だから、情報の正誤はもちろん、その有益性を、自分でしっかりとチェックしなければならないのだ。