昭和の飲みニケーション世代×20代との付き合い方は 「“さざ波”コミュニケーション」で

公開日: 更新日:

 電通、ミクシィを経て、ディグラム・ラボを2013年設立した木原誠太郎氏は、心理学と統計学を組み合わせた独自の性格診断「ディグラム診断」を開発し、それぞれの性格に合ったコミュニケーション術を指南している。それをまとめた近著『「人間関係」は性格と相性が9割』(プレジデント社)が話題だ。今回、木原氏が、昭和オヤジ世代と若手社員との“距離の詰め方”を紹介します。

                  ☆☆☆☆☆☆

 飲みニケーションで育った僕のような昭和オヤジ世代としては、若手社員とランチや飲み会を通じてコミュニケーションを深めたいと考える人も多いはず。

 事実、社内の上下関係ではない自然発生的なインフォーマル・グループが生産性に大きく影響を与えることは、100年も前にアメリカの工場で行なわれたホーソン実験で明らかにされています。

 しかし、いくら社内のZ世代の若者と仲良くなりたいと思っても、「週末にフットサルやろうぜ」「これから飲みに行くぞ!」といった誘いは絶対にNG。これは一番やってはいけないことです。そして誘ったとしても、基本、断られると思ってください。
 
 私が開発した心理学と性格診断を組み合わせて人間の性格を分析するティグラム診断では、彼らは「ラインⅡ型」と言われる型に分類され、人との争い事を好まず、波風を立てたくないタイプが多いのです。そのため、自分と合わない人とは最初から付き合わないという判断を下すため、昭和オヤジ世代は最初からシャットアウトされてしまいます。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし