「ガルガンチュア」クレムリンで受賞したロシア民謡歌手に癒やされる

公開日: 更新日:

「ロシア語でロシア民謡を、それも娼婦や物乞いのようなアウトカーストの人たちの曲を歌ったって金にならないの。だから、歌い続けるために店やってるのよ」

 そう笑うタンコさんは、モスクワのクレムリンパレスで開催された「シャンソン・ゴーダ(シャンソン・オブ・ザ・イヤー)」に日本人で初めて出場し、特別賞を受賞した知る人ぞ知る歌い手でもある。タンコさんに会うためにウクライナからやってきた女性客は、洗い物をするタンコさんの姿に「こんな大物歌手が皿洗いをしなくちゃならないなんてかわいそう……」と涙をこぼしたとか。

 偉ぶる様子はみじんもなく、アウトカーストの人々に心を寄せ、歌い続ける優しきタンコさん。「失敗したことがある人は好きよ」とほほ笑まれ、スネに傷を持つ身である自分も救われる気がした。

(ライター・塩澤真樹)

■あかるい花園3番街
(営)17~24時/無休

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    Snow Man佐久間大介が城西国際大学メディア学部映像芸術コースで培った“強力な武器”

  2. 2

    八村塁の「レイカーズ電撃復帰」に現実味 2兆円新オーナー誕生でドンチッチとのコンビ復活へ

  3. 3

    榊英雄が2審も懲役8年…昔と違って、一度の過ちも許されない時代に

  4. 4

    東京・日本橋、首都高のフタ取れ 川沿いを楽しく歩ける街に

  5. 5

    高市首相がキーパーソン片山財務相“切り捨て”画策…内閣改造・党役員人事「もう1つの焦点」に

  1. 6

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  2. 7

    福岡県議会の「政治とカネ」疑惑が拡大 永田町に“飛び火”で自民党議員が戦々恐々

  3. 8

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  4. 9

    霞ケ浦“春高バレー指揮官”高橋監督「今から他競技でも県ベスト8は狙えます。部活動の指導は組織づくり」

  5. 10

    松本若菜“シャイニング顔”で奮闘も…「君の好きは無敵」視聴率4.3%からの反撃を阻む“アラ還コンビ”