62年前、伊カプリ島で発見された肖像画は…ピカソの真作!30億円で落札の可能性も

公開日: 更新日:

 今から62年前の1962年、イタリアのポンペイで質屋やレストランを経営していたルイジ・ロロッソさんという男性が地中海のカプリ島にある廃屋となった別荘を訪れた際、地下室でキュビズムの画風で描かれた女性の肖像画を発見した。

 キャンバス地に描かれたその絵は、丸めた状態で放置されていた。「ピカソ」の署名があったが、当時24歳だったルイジさんは、ピカソが誰なのかを知らず、安物の額縁に入れて自宅やレストランに飾っていた。

 この絵はピカソの真作かもしれない。そう思ったのは、息子のアンドレアさん(写真)。美術史の教科書で、ピカソの恋人だったフランスの写真家で詩人のドラ・マールを描いた別の作品を見つけ、それが自宅にある絵とよく似ているいることに気づいたのだ。

 さらにピカソは、ドラ・マールの肖像画を描いた時にカプリ島にいたことも知り、確信に変わった。

 アンドレアさんはスペインにあるピカソ財団に何度か連絡を取ったが、財団には「オリジナルを所有している」というおびただしい主張が寄せられており、相手にしてもらえなかったという。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 2

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  3. 3

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  4. 4

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  5. 5

    “過労”のドジャース大谷翔平 ロバーツ監督に求められるのは「放任」ではなく「制止」

  1. 6

    酒豪は危険…遠野なぎこが医学教授に指摘された意外な病名

  2. 7

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  5. 10

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去