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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さまも入学の可能性があった“受験界の王者”筑波大付属駒場の「本当の凄さ」とは?

公開日: 更新日:

「彼らにはかなわない」

 畏敬の念を込めて語るのは30代の開成OB。昨年まで43年連続で東大合格者数トップを守り「東の開成、西の灘」と称される超進学校だが、同じ男子校の筑波大付属駒場には「どうあがいても追いつけない」というのだ。受験の世界を長年見てきた個別指導塾の経営者も「真の王者が筑駒というのは業界の衆目一致するところ」だと話す。

「頭の構造がまるで違った」と嘆息する開成OBがそう実感したのは中学1年から6年間通った「鉄緑会」時代。最難関の東大理Ⅲ入試で毎年、過半の合格者を送り込んできた学習塾だ。23年度の理Ⅲ合格者は一般入試定員97人中36人、24年度は44人と陰りは見えるものの、今も圧倒的なナンバーワン塾であるのは揺るがない。入塾自体も非常にハードルが高いが、無条件に入れるのが鉄緑会が指定した15の中高一貫校だ。中学入学時に手続きすれば、テストは免除される。開成や筑駒は83年の塾開設以来、不動の指定校となっている。

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