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鈴木宣弘東京大学教授

1958年、三重県生まれ。82年東大農学部卒。農水省、九州大学教授を経て、06年から東大教授。専門は農業経済学。「食の戦争」(文芸春秋)、「悪夢の食卓」(角川書店)など著書多数。

(9)食と農と命を守るなら「3だけ主義」から脱却し、「3方よし」への転換が必要だ

公開日: 更新日:
頑張っている農家は希望の光(C)日刊ゲンダイ

 なぜ、令和のコメ騒動がここまで深刻化したのか。これまでさまざまな角度から深層に迫った。国内のコメ生産が減りすぎてきた根本原因は、長らく続いているコメの生産調整(減反)政策とコメ農家の困窮だが、その大本は戦後のアメリカによる占領政策にあることも示した。

 流通悪玉論、農協悪… 

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