懲役210年! ハイチの孤児院で少年20人超を性的虐待した米国人宣教師の鬼畜ぶり
カリブ海の島国ハイチに孤児院を設立し、みなしごの面倒を見ていた米キリスト教宣教師の正体は、優位な立場と信頼を悪用して施設の少年たちに性的虐待を繰り返していた小児性愛者だった。先日、米連邦裁判所から懲役210年の実刑判決を下され、改めて注目が集まっている。
この善人の仮面をかぶった鬼畜は、コロラド州出身のマイケル・ガイレンフェルド被告(73=写真はフロリダ州南部地区連邦検事局の公式サイトから)。アイオワ州出身で1974年から慈善活動に従事し、あのマザー・テレサとともに活動していたというからまさに仰天だ。
85年に首都ポルトープランス郊外に「セントジョセフ少年ホーム」を設立。長年にわたって宣教師や慈善家としての地位を築き、国内外から支援を集めていた。
しかし、被害を受けた少年を取材した地元ジャーナリストの告発をきっかけに、おぞましいガイレンフェルドの犯行が発覚。2024年1月にコロラド州リトルトンで逮捕され、25年2月に以下の罪状で有罪判決。5月5日に量刑が決定した。
起訴内容は05~10年にかけての少年6人(事件当時9~13歳)に対する性的虐待などだが、検察は20人以上が被害に遭っていると主張し、孤児院を「悪夢の場」に変えたと糾弾している。