免許更新の視力検査は“雨乞い”儀式と一緒?
アフリカのある部族が雨乞いの儀式を行うと、必ず雨が降るという。なぜだろうか?
正解は「雨が降るまで踊り続けるから」である。
昔からある古典的なクイズだが、これと似たようなことが巷でも行われている。それはシニアの視力検査だ。すべての検査場で「そうだ」といわないが、免許更新のときに、“ゆる~い感じ”で検査が行われている。
「もう、いいよ。合格、ハァ~」
検査官のタメ息が聞こえてきそうな今日この頃。
「偶然でもいいから当たってくれ!」という、彼らの悲痛な叫びが聞こえてきそうだ(毎日、老人を相手にしてんだぞ。勘弁してくれよ……)。
それは保険のテレビCMでもそう。「85歳まで入れる」「入院すれば1日5000円」「手術歴があっても大丈夫」「保障は一生涯」――聞こえがいい言葉が並んでいる。
しかし、画面下の方に目をやると、小さな文字が並んでいる。あたかも目の悪い人をあざ笑うかのように、“ただし書き”が並んでいる。