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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

免許更新の視力検査は“雨乞い”儀式と一緒?

公開日: 更新日:

「この病歴はダメです」「診査次第では入れません」「他の商品と比べて割高です」などなど。

 まるでお茶の間で行われている“視力検査”のよう。

「でも、このCM、なんか変だな?」

 なぜならば、自分が支払う保険料の説明が一切、書いてない。投資の世界では、リスクとリターンはつきもの。コインの裏表の関係にある。だから、「いくら払えば、いくらもらえる」という説明がないとおかしい。

 早速、問い合わせてみる。「月々4375円です。しかし、特約には申し込みできません」と……。

 なるほど、自分は過去の病歴でアウトということか。でも、そもそも年間5万2500円払って、この保険に入る必要性はあるのか--もちろん税金(保険料控除)との絡みがあるから一概にはいえないが、必要以上の保険に入るとメリットは薄れてしまう。実に考えモノだ。

「死ぬまで保険料を払い続ける」

 われわれはそういう星の下に生まれてしまったようだ。それはまるで馬車馬のよう……。国の支援のもとで、せっせと保険会社に貢いでいる。そして、いずれはこんなCMが出てくるだろう。

「ちっちゃい文字は気にするな~ワカチコワカチコ~♪」

 保険会社とゆってぃのコラボレーションは時間の問題のようだ。

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