難病ALSの英女性がAIで25年ぶりに「声」取り戻した!

公開日: 更新日:

 手足・のど・舌の筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく難病の「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」で発声能力を失った英女性が、AI技術のおかげで「声」を取り戻したと話題だ。

 ロンドン在住のサラ・エゼキエルさん(59=写真、本人のフェイスブックから)は2000年にALSと診断され、発声能力を失った。当初は誰とも話せない状態が続いたが、20年ほど前から、目線追跡技術を使って画面上の文字を選択し、それをもとに合成音声で話をすることが可能に。

 AI技術で現在、本人の声のサンプルがあれば、声を合成することが可能になったが、サラさんの声データは古いVHSテープに残されたわずか8秒の音声だけ。

 しかし今年8月、英支援技術会社スマートボックス社は、その音声から最新技術でノイズを除去。数千の声で学習したアプリでイントネーションを予測し、音声のサンプルを合成した。

 それを聞いたサラさんは「自分の声の記憶は薄れてました。初めて聞いた時、泣きそうになった。本当に奇跡です」と感激。そしてサンプルは同社の「グリッド3」というアプリに統合され、サラさんの目線入力で自然な発話が可能になったのだ。

 古い合成音声の時は自分がロボットのように感じていたというサラさんは「やっと自分に戻れた気がします」と語った。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網