サンドイッチのタナカ(京都・烏丸御池)毎日ほぼ売り切れ。繁盛店を築き上げた「ヨソとは違うアイデア」
コンビニのサンドイッチとは違うなと…
1日20個が売れる1番人気のフルーツサンド(600円)は、予約以外は売り切れ御免。ミカン以外のイチゴ、パイナップル、キウイ、バナナはすべて生。生クリームを極端に薄くぬることで、フルーツの味を存分に楽しめるようにした。この工夫に客が飛びつき「これを食べたらほかのフルーツサンドは食べられない」と口をそろえるという。
初めて聞くカツカレーライスサンド(480円)も人気を博す。
「ウチは手作りカレーも出してるから、カツを入れてパンに挟んでみたかったの」
コクのあるカレーにパンと米粒の食感が実に新鮮。グッドアイデアだ。
さらに「京都のイメージはやっぱりダシ巻き、そしてしば漬けでしょ」と2つを合体させたサンドイッチも考案した。客の要望をヒントにフルーツサンド以外の商品はすべて耳付きにした。
「コンビニのサンドイッチとは違うな、お客さんにそう思ってもらえたことがすべてね」
小さな店が毎日ほぼ売り切れるほど繁盛し、半世紀を超えて生き残ってきた秘訣がここにあった。
■サンドイッチのタナカ
(住)京都府京都市中京区間之町通御池上る高田町507
(営)午前7時30分~午後3時
(℡)075-221-6434
(休)月曜日、土曜日、日曜日、祝日




















