エアコンの温度問題「相手の設定にイラッ」が6割…夫婦の溝を埋める寝室のアレンジ

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 関東から西は梅雨入りし、東北地方ももうすぐ梅雨入りする。ジメジメとうっとうしい季節の先には、厄介な猛暑が待ち構えている。そんなシーズンになくてはならないのがエアコンだが、夫婦ゲンカの材料にもなりうる。夫婦をめぐるエアコンの温度問題に、どうやって向き合うか。

  ◇  ◇  ◇

 エネワンでんきは今年1月、男女300人を対象に「夫婦間の『節電ストレス』についてのアンケート調査」を実施。その中でエアコンの使い方をめぐる意見の食い違いについても尋ねている。エアコンの設定温度についてパートナーと意見が合わない頻度は、「頻繁に」「ときどき」「たまに」を合わせて61%で、口論になった頻度は「何度も」「数回」「1、2回」を合わせて35%だった。

 ダイキンの2017年調査でも、エアコンの使い方でモメた割合は、「よく」「ときどき」「たまに」を合わせて、夫が6割、妻が5割。エアコンの設定温度問題が夫婦の溝を深めるのは、ほぼ間違いない。

 話をエネワンでんきの調査に戻す。口論の原因を複数回答で質問すると、「設定温度が高すぎる/低すぎる」がトップの36%で、「暑い/寒いという体感温度の違い」が24%で続いた。ほかに電気代をめぐる相違やエアコンを使うタイミングのズレなども並ぶが、6割を占めるのがエアコンの温度問題だったから、問題の根深さがうかがえるだろう。

 東京都が昨年7月に行った「住まいの室温に関する実態調査」でも同様の結果だった。家族やパートナーとの生活における価値観の違いでストレスに感じることとして、12.9%は「室内の温度に対する感じ方が異なること」を挙げ、別居の検討やケンカになるほどストレスだとしている。

 世間話でよく話題になるのが、暑がり夫と寒がり妻。エアコンの温度設定をどちらかの快適温度に合わせると、もう一方がつらくなる。それが色濃く表れるのが、寝室ではないか。暑さや寒さで大事な睡眠を妨害されてはたまらない。寝室のエアコンの温度問題は解決できないのか。

■寒がり妻はベッド、暑がり夫は床に“ゴザ寝”

「とても難しいですが、可能性がないわけではないと思います」

 こう言うのは、夫婦問題について詳しい「せい相談所」代表のキム・ミョンガン氏だ。キム氏は妻と同じ寝室だが、ベッドは別で、梅雨から夏、秋のはじめにかけてはさらに工夫するという。どういうことか。

「私の場合、寝室は妻と一緒ですが、寒がりの妻はベッドのままで、暑がりの私は床にゴザを敷いて寝ます。私はゴザだけで、敷布団を使いません。なぜかというと、エアコンの冷気は低いところに流れるため、床の方がベッドより涼しい。実は、床付近とベッドの高さにそれぞれ温湿計をつけていて、真夏は床付近の方が3度低いのです」

 なるほど、ちょっとした高さの違いを利用し、ゴザで寝るとは名案だ。キム氏はタオルケットと夏用の肌掛け布団のみで十分涼しいそうだ。肝心のエアコンの設定温度はどうなのか?

「これは寒がりの妻に合わせて28度です。エアコンと扇風機を併用し、妻のベッドはエアコンの冷気も扇風機の風も直接、妻に当たらない位置に変えました。扇風機によって撹拌された冷気が壁などに当たってワンクッションはさむようにしているのです。そんな風の流れと温度設定で、妻はパジャマを着て、私より厚めの布団で寝ますが、敷布団の下は簀の子状態で布団内部の熱はこもらないようにしています。布団内部で熱がこもって、妻が掛け布団をはいでしまうと寒がるので」

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