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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

金利上昇って得なの? 損なの? 資産防衛に必要なのは「一喜一憂しないこと」

公開日: 更新日:

 いつもの神社への散歩道。しかし、愛犬ポチが突然、吠えだした。

 向こうからやってきた大型犬に敵意をむき出しにしている。かと思えば、今度はいつものお気に入りの雌犬・ハナちゃんを見つけ、尻尾をちぎれんばかりに振って喜びをあらわにしている。

「なんて気まぐれなんだ……」

 飼い主に似るってこういうことか、と苦笑いする。

 先日、日銀はついに政策金利を1%へと引き上げた。

 日本にとっては、実に31年ぶりの高水準だ。

「でも、これって私たちに得なの? 損なの?」 

 長年、ゼロ金利に慣れ親しんできたシニア世代にも、今回の決定は「???」の連続である。

 答えは「分からない」である。金利上昇は預金利息を増やすが、変動ローンを抱える現役世代には打撃だ。為替も円高による輸入品安の恩恵と、円安放置のリスクが入り交じる。社会のあちこちで利害がねじれる以上、「分からない」のだ。

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