北陸新幹線の延伸ルート「桂川案」に決定でも難航必至…問題解決の奇策「フリーゲージトレイン」の可能性を考えてみた
フリーゲージトレインが実用化さえできれば、西九州新幹線、北陸新幹線で揉めている問題がほとんど解決できてしまう。前述の通り、西九州新幹線はもともとフリーゲージトレインで整備される予定だったので、すべてが当初の計画通りに進むし、北陸新幹線は延伸区間をフリーゲージトレインで整備して完成にすればいいのである。
北陸新幹線に導入するメリットは、あまりに大きい。在来線をそのまま活用できるため、新しい線路を敷かずに、大阪・京都からも北陸へ直通できる。新規にトンネルを掘る必要がなく、通常は10年以上にも及ぶトンネル工事をせずに済む。そうすれば建設費も圧倒的に削減できるだろう。昨今の建設費の高騰をみるに、フリーゲージトレインの開発費の方が安く済むのではないかと思うのは私だけだろうか。
北陸新幹線が小浜経由で計画されていたのは、滋賀県に負担をかけないためだった。西九州新幹線が揉めているのも、佐賀県の費用負担の問題が決着しないためである。自治体が財政難に苦しむ時代、新幹線の整備はあまりに負担が大きすぎるのだ。
桂川駅付近に駅ができた場合、利用者は京都市街地から5キロほど離れた新駅への移動を余儀なくされる。不便さは間違いないだろう。しかし、フリーゲージトレインなら既存の線路をそのまま使うので、地下を掘る必要がないし、従来通りに京都駅を経由できる。

















