著者のコラム一覧
若月澪子ルポライター

1975年生まれ。ジャーナスリト。大学卒業後、NHK高知放送局・NHK首都圏放送センターで有期雇用のキャスター、ディレクターとしてローカル放送の番組制作に携わる。結婚退職後に自殺予防団体の電話相談ボランティアを経験。育児のかたわらウェブライターとして借金苦や終活に関する取材・執筆を行う。生涯非正規労働者。ギグワーカーとしていろんな仕事を体験中。

交通安全指導員の70代男性が「ひきこもり」になった理由はペットだった

公開日: 更新日:

夏は高齢者の「ひきこもり」を加速させる

「夏休みに入って小学生の見守りの仕事がなくなり、暑さも加わって犬の散歩にも出られなくなりました。ひきこもりのような生活が続いています」

 8月のある日、筆者がKさんにメールで連絡をしたところ、こんな沈鬱な返信が戻ってきた。どうやらこの夏、Kさんはほとんど外出していないようである。そしてKさんが外出をしない理由は、夏の蒸し暑さだけではなかった。

「ペロが分離不安気味なんです。一人ぼっちにすると、激しく鳴き続けて、家の中のものを壊すので、外出もできません。買い物に行くにも、外で待たせると泣き続けてしまう。それで私まで引きこもりになってしまいました」

 愛犬のペロくんを一人(?)にさせられないと話すKさん。Kさんの妻はペロくんを持て余してしまうため、犬の世話はもっぱらKさんがしているようだ。

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